2016-07-11から1日間の記事一覧

小規模宅地等の特例

小規模宅地等の特例 相続や遺贈で取得した土地が被相続人の事業用や居住用の場合、評価額から50%や80%の減額が可能となる特例です。この特例を適用するためには各種条件や限度面積があります。 条件をクリアし、限度面積以内であれば、最大で土地の評価額…

1度払った相続税が戻ってくる!?

相続税の申告手続きをして納税したことがある方は誰でも、その相続税が戻ってくる可能性があります。まずは「チェックリスト」で確認してみましょう。「チェックリスト」に1つでも該当した方は、相続税を払いすぎているかもしれません! 相続税還付手続きと…

還付チェックリスト

還付チェックリスト ・過去5年以内に相続税申告をして納税している。 ・相続した財産のうち土地が大部分である。 ・土地を複数相続した。 ・500㎡以上の土地を相続した。(都市部以外では1,000㎡以上) ・利害関係、立地、形状等が原因で利用しにくい土地を…

贈与税の非課税枠の有効活用

年間110万円以内の贈与については、贈与税は課されません。この課税されない110万円以下の部分を一般的に贈与税の非課税枠といいます。 この贈与税の非課税枠を使って贈与を行う際の注意点は書き通りです。 通帳記帳等により記録を残す 銀行口座等への振込み…

債務控除

相続によって引き継ぐ財産は、不動産や預貯金等のプラスの財産のみではありません。借入金や未払い金等のマイナスの財産も同時に引き継がなければなりません。相続税の計算をする上で、プラスの財産からマイナスの財産を控除することができます。これを債務…

基礎控除

相続税の申告が必要になるのは、ある一定額を超える財産を所有されている方に限ります。その一定の基準となる額を「基礎控除額」といい、相続税法によって定められています。 1.基礎控除額 ≪平成27年1月1日以降相続開始の場合 3,000万円+(相続人の数×600…

外国税額控除

相続又は遺贈により、日本国外にある財産を取得した場合は、その財産の所在地国の法令に日本の相続税に相当する税が課せられている場合には、その国外財産について国内外で二重に課税することになります。そこで、外国で徴収された相続税に相当する税が課さ…

相次相続控除

ある一定の期間内に立て続けに相続が発生することを相次相続といいます。 例えば、父が亡くなり母が遺産を相続し、すぐに母が亡くなったケースです。相続が発生する度に相続税が課されることになりますので、短い期間に同じ財産に対して再び相続税が課税され…

障害者控除・未成年者控除

障害者控除・未成年者控除 相続又は遺贈により財産を取得した者が障害者又は未成年者である場合には、それぞれ下記計算式によって求めた金額を控除することができます。 障害者控除 障害者 : 10万円 × (85歳 - その相続人の年齢)= 障害者控除額 特別障…

配偶者の税額軽減(配偶者控除)

お亡くなりになった被相続人の配偶者が相続財産を取得した場合、その配偶者が取得した相続財産にかかる相続税額が大幅に軽減される「配偶者の税額軽減」を適用することができます。配偶者は被相続人の財産形成や維持に貢献したと考えられるので、被相続人の…

相続財産に占める土地の割合

平成27年1月1日から相続税の基礎控除額が減少しました。これにより都市部に不動産を所有されている方の多くが相続税申告を行う可能性が出てきました。 過去の相続税申告における相続財産に占める土地の割合はどのようになっているのでしょうか。 【相続財産…

相続の欠格・廃除とは

欠格 被相続人の配偶者や子などは、原則として被相続人の遺産を相続する権利があります。しかし、相続人らの不正な行為、あるいは被相続人の意思によって、相続人としての立場を喪失することがあります。 遺言を偽造した者や、被相続人を殺し、刑に処せられ…

相続の発生とは

相続とは 相続とは、人がなくなったとき、原則その人のすべての権利や義務、財産をある一定の親族関係にある人が受け継ぐことをいいます。 亡くなった相続させる人を被相続人、財産や権利・義務を受け継ぐ人を相続人と呼びます。 すべての財産とは、土地や建…

相続の方法は3種類 ~ 単純承認・限定承認・相続放棄 ~

「相続」という言葉からは、財産を受け継ぐというのが一般的なイメージですが、財産にはプラスの財産もあればマイナスの財産もあります。マイナスの財産、つまり借金などの債務の承継を一部拒否したい場合、相続自体を放棄したい場合も出てきます。 具体的に…

法定相続分って何?

遺産を相続する割合のことを相続分といいます。 被相続人は、誰にどの割合で遺産を分けるのかを、遺言で指定することが出来ます。 それを指定相続分といいます。指定相続分は、民法で定められている法定相続分よりも優先されます。 被相続人は、指定相続分を…

法定相続人の範囲と順番は?

遺言で相続人が指定される場合もありますが、遺言が無い場合に法定相続によるものとしています。民法では、相続人となる人の範囲とその優先順位を定めています。これを法定相続人といいます。 まず、被相続人の配偶者は、常に相続人にとなります。内縁の夫や…

遺産分割ってどう行うの?

被相続人の遺言が無かった場合には、一旦、相続人全員の共有財産となります。ここから各相続人との協議の上、具体的に遺産を分けていくことになりますが、このことを「遺産分割」といいます。特に不動産について共有財産のまま相続すると将来のトラブルの原…

被相続人(親族)が死亡後に行う手続きは何がある?

親族が死亡した時に行う手続き関係、「何をどこから始めてよいかわからない」という方がほとんどだと思われます。今回はその手続きについて行うべき順序ごとに説明させていただきます。 まずは、市区役所で出来る手続きから説明します。 1 故人の住所地にあ…

相続する株式や債券等の有価証券の把握ってどうすればよいの?

相続する株式や債券等の有価証券のうち、上場株式や公社債については、証券会社や金融機関を介して売買が行われています。その取扱いの金融機関、証券会社に残高証明書や取引報告書の確認を行っていきますが、どれだけ有価証券が遺されているかの把握をどう…

相続する預金の把握はどうすればよいの?

亡くなった被相続人の預金がどの金融機関の口座に、どれくらいあるかを正確に把握するにはどうすればよいか?について見ていきます。相続人が知らない銀行口座は意外とあるものです。相続税の課税漏れとならないようにするのはもちろん、預貯金債権には10年…

どうやって相続不動産の把握と資料の収集を行うの?

「ある日突然亡くなってしまった」このような場合は、被相続人が財産の全てについて把握していないということのほうが多いかと思います。特に不動産については重要な相続財産の一つです。相続不動産がどこに?何が?遺されているか、どのように把握していく…

預金ってすぐに凍結されるの?預金の凍結・解除について

相続人の方たちから「亡くなった方の預金はすぐに凍結されるの?」と多くの相談を受けます。今回はその預金の凍結、解除についてご説明させていただきます。 1.金融機関が死亡の事実を知り、預金が凍結されるまで ご家族がなくなられたときは、死亡の事実…

相続手続きで必要な戸籍の取得の仕方

相続手続きで相続登記を行う際にも、相続税の申告を行う際も、必要になってくるのが「戸籍」です。被相続人(亡くなった方)の出生から死亡までの連続したすべての戸籍が要求されます。 1 出生まで遡った戸籍を取得する理由 戸籍を取得する理由は、相続手続…